大胆な仕事に際して、決して頭を下げてはいけない理由。

 

最近、とある紹介を受けてこちらの本を手に取りました。

 

 

 

著者は高野誠鮮(たかの・じょうせん)さん。

表紙の肩書きには「総務省 地域力創造アドバイザー 日蓮宗僧侶」とあります。

 

白地に黒とピンク、文字だらけの表紙。

なにやら難しそうなタイトル、肩書き、帯の内容。

 

たぶん本屋さんで見かけても、普段の私なら手に取るどころか気づきもしなかったと思います。

 

 

ちなみに最近見かけて即購入した本は、

 

古本屋さんを巡ってやっと手に入れた本は、

 

 

それほど私の「好み」と重ならない見た目の本でしたが、「紹介」いただいたからには目を通してみようと、ページをめくったのでした。

 

 

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いざ読んでみると・・・なんとなんと、ものすごくわたし好みではないか!!!ちょっぴり夜更かししつつ、一気に読み上げてしまいました。

本というより、著者の高野さんご自身が面白い。

 

面白い方の話って、もうずっと聞いていられるじゃないですか。

「いい話だな〜」と感動したエピソードの直後に「えっ、そんなことが!!?」思わず目を見開く驚きの事実がやってきて、かと思えば「ですよね!」何度も頷いてしまう人生の本質がさも当然のごとく書かれている。

 

こういう「〇〇術」系の本って箇条書きであったり、図が出てきたり、そういうイメージがあったのですが・・・この本には一切、そのようなまとめの類はありません。

初めから終わりまでずっと、筆者の語り口調で書かれています。

だからまるで、直接お話を聞きに行って、それを順序よく伺っているかのよう。すぱっと言い切られるので人当たりが若干強い印象を受けますが、嫌な感じは全くありません。

それはきっと、彼が僧侶であり、徹底した「利他」の人だから。

 

タイトルにある「頭を下げない」って、なんだか尊大な感じがしますよね。

「武士というものかくあるべし」のような、プライドが高く人の上に立つ人が、自分の強さを主張するために決して弱味は見せまいぞ、みたいな意地を張った印象。それ、結局ただの保身じゃないの?って。

 

けれども実は、「頭を下げる」という行為こそが、「結局ただの保身」だったのです。

 

この教えはタイトルにもなっているように、本書のあらゆる場面で触れられ、深められていきます。「頭を下げない」ってなかなか難しい。

難しいからこそ実りが多く、やりがいがある。

 

私もこれからは積極的に「頭を下げない仕事術」を取り入れていこうと思います。

 

 

あまりネタバレしすぎると「知」と出会う楽しみを奪ってしまうので、控えますが、、

読み進めていて印象的だったところを、大きく3つ、引用しますね。

 

 

予言者に耳を貸さない 

 

「やらんでもわかるわい! そんなもん常識やぞ!」

 

こういった「予言者」がみなさんのまわりにもたくさんいるはずですが、決して耳を貸さないでください。彼らの多くは、自分がやったこともない事柄なのに、誰かの言葉、誰かの体験談を引き合いに出して、忠告のふりをして、戦略を否定してきます。

 

経験のない「予言者」が頭の中で描くシナリオだけで務まるほど、リーダーというのは甘い仕事ではないのです。

 

 

無責任な非実行者にゆだねない

 

「やったことがない人」の話をいくら聞いても、時間の無駄です。そんな空っぽの理論は、行動の指標にならないからです。

 

役に立たないだけならばまだしも、中には誤った道へ人を誘導することを言う人、書く人もいます。これは最悪ですよ。自分がやったことがないくせに、こうすれば成功する、ああすれば儲かると、読者や聴衆を焚きつけて無責任に実験台にするんですから。

 

 

肩書きを誇る人間に要注意

 

どこどこ大学を出ている、博士号をもっている、と胸を張るのは、身体でやっていないことを隠すための「まやかし」にすぎません。

 

肩書きを誇るような人間は、そこにしがみつき、なにも実行をしません。肩書きがないというのは、しがみつくものがないということ。

 

肩書きがないということは、「とにかくやってみる」というアクションに出やすい優位な立ち位置だと考えればいいんです。

 

 

・・・好きなところを選んだら、なぜか全て「やったかどうか」関連になりました\(^o^)/

 

もちろん内容はこれだけではないですよ!

行政のことビジネスのこと、農のこと宗教のこと、それから宇宙やUFOに至るまで(!)あらゆる話題に富んでいます。

実際に行われた、大胆なお仕事ぶり(ローマ法王に限界集落のお米を献上する、NASAから100年間無償で月の石を借りる、大学に前代未聞の学科をつくる、などなど)が率直に書かれているので、ものすごーーく参考になるし勇気づけられます。

上記のほかに「仕事で関わらないほうがいい人」チェックもあるので、いい予防にもなります。

 

それでもこの部分に惹かれたのはきっと、私の周りにも「頭がいい人」が多いから。

私自身旧帝大を卒業していて、上記引用がそのまま思い当たるような人々と出会ってきました。たくさんの時間とお金と労力をかけて最高学府に身を置いて、磨き上げたライフスタイルがそれ!?と拍子抜けするような。

 

そんな折に出会って、稲妻が走るような衝撃を受けた吉田松陰の言葉がこちらです。

 

空理を玩び実事を忽にするは学者の通病なり

『講孟余話』

 

 

吉田松陰や高野さんの、「知」や「実」に対する姿勢が私はとても好みです。

世に溢れる情報に浸りすぎて、賢い人がそう言うならと信じて、ついつい頭でっかちになっていましたが・・・

私の人生で大切にしたい、「実行」の理念を確認するいい機会となりました。

 

「紹介」があったからこそ手に取ったこの本。

私と同じように見た目で敬遠するけれど、本当は相性がいい人のもとへ届きますように、私も紹介いたします。

 

 

(・ω・)ノこんな人におすすめです

 

  • 社会に幸せな変革をもたらしたい
  • 志はあるけれど、具体的な方法がわからない
  • 大きなスケールで世の中を捉えたい

 

  • 組織にうまく馴染めない(←才能です)
  • 空気読みなよと怒られる(←才能です)
  • 頑固だよねとよく言われる(←才能です)

 

  • ウン十万かけて実態不明なコンサルに頼ろうとしている
  • 項目の多い成功メソッドを覚えるのが億劫
  • 目標達成のための「身分」を得る段階で苦心している

 

  • あとは、以下の引用で心が動く人。

 

まだ誰もやっていないというのは、それだけで大きな強みになるんです。

 

 

 

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます(*^^*)

 

 

海月なおこ