人生なんて数学と同じ。ひとたび公式を知ってしまえば、あとは解くだけだ。

 

 

国語、算数、理科、社会、英語・・・

 

学生時代、あなたが好きで得意だった科目はなんですか?

 

 

 

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数学にまつわる不思議な記憶

 

中学から高校にかけて、私がもっとも得意だった科目は数学でした。

とはいえ教室で出会った最初の瞬間から、すんなり理解していたわけではありません。

 

 

「なぜか苦手」だった中学生初期。

 

小学校の「算数」から、「数学」へとレベルアップした中学校。

最初は意味がわからなくって、ものすごく苦手でした。

テスト用紙を前に頭が真っ白になって、回答用紙も真っ白で、赤点ギリギリの20点台とか。

「こんなもん、わかるかーーー!」と腹が立って周りを見渡したら、みんな案外出来てるんですよね。もう、みんなが、信じられない。

 

 

「なぜか得意」になった運命の転機。

 

当時私は学習塾に通っていて、そこで塾の先生に「意味が分からないです」とひたすら主張していました。先生は根気強くなんども教えてくれるのだけど、ちっとも頭に入ってこない。

そんなやりとりを続けていたある日、同じ塾の同学年の子が、横を通り抜けながら言い放ったんです。

 

「お前、こんな簡単な問題も分からねぇの?」

 

「じゃあお前が解いてみな」と先生。「楽勝でしょ」とその子。

目の前の黒板でするする〜っと解かれゆく連立方程式(y=2x+5 みたいなやつ)。

 

えーーー!なんだそんなの、簡単じゃん!??

 

その瞬間、私の脳内でなにかのスイッチがかちりと切り替わりました。

あんなに、何度も、根気強く、ベテランの先生から教えてもらったことは流れていく一方だったのに、同い年のあの子が解いた瞬間に全てを理解した。

 

思い返した今でも不思議なのですが、その日から私は数学で「ふつーに満点をとる」生徒になったのです。

 

(それから約5年後、数学の配点が高い学部にあっさり合格して人生が大きく変化することになったので、まさに運命が切り変わった瞬間でした。)

 

 

 

数学が簡単だと思うただ1つの理由。

 

いちど公式を知って覚えれば、あとは公式に沿って解いていくだけだからです。以上!

 

教育現場で扱う公式なんてたかが知れているし、なによりテストには「習ってきた範囲で解答を導ける」ものしか出題されません。しかもテスト時間以内に筆記できる程度の容量で!

数少ない公式さえ知っていれば、どんな出題がいくつなされても、テスト用紙に記載されているかぎりは解くことができるんです。

 

そんなの、公式を知って使えるようになった時点で、勝ったも同然じゃないですか?

 

 

 

 

数学を失った「空白」を埋めてくれたもの

 

とはいえ私と数学との蜜月は、そう長くは続きませんでした。

 

 

現役での大学合格。受験勉強の終焉。

 

よゆーで解けるし面白いし好きだから、このまま一生続いてもいいくらいだったのですが・・・なんと大学に合格してしまった途端に、数学とはめっきり縁がなくなってしまったのです。

もう毎日授業や課題で触れることもなく、テストで解ける範囲の問題と出会う必要もなく、なんなら実生活全般で使う機会もない。

 

数学と仲良くなって自らの血肉にするために費やしてきた、中学高校の6年間と学費と塾代はなんだったんだ_| ̄|○

 

ここに来てぽっかりと、喪失感に苛まれます。

周囲からお尻を叩かれて「ほらちゃんとやって!」と言われて来たことをようやく楽しくできるようになったら、「ハイ今日からやらなくていいよ」とあっさり取り上げられる虚しさといったら…!

 

 

本質が同じものを探して見つける

 

人間って、失ったものが心に占めていた割合が大きいほど、失ってできたその「空白」を埋めるべき何かを探し求める性質があるんですよね。

 

私が「公式さえ覚えれば解答できる」数学に代わるものとしてハマったのは、「用語さえ知っていれば理解できる」心理学でした。

 (ちなみに上記「失ったものが〜」も、心理学理論のひとつです。)

 

行うことは数学と同じ。

一見なんのこっちゃ分からない「記号の羅列」も、「公式」さえ分かれば「解法」が見えてきて「解」を導き出せるように。

 

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高校時代の作。もはや作品です。

 

 

一見なんのこっちゃ分からない「心の不具合」も、「用語」さえ分かれば「背景」が見えてきて「解決策」を導き出すことができる。

 

理論にぴたりとハマる瞬間。それがとっても、気持ちいいのです。

数学と違って一生ものだし、制限時間も模範解答もないぶん、いつでもいつまでも解答に挑戦できる面白みがあるから。だから私、心理学がとても好きです。

 

 

 

とことん効率よく、を目指した結果。

 

数学や心理学に触れていてつくづく思うのは、「最初に仕組みを知ってしまえばあとは楽勝」だということ。

仕組みを知る時点で「なぜ???」にこだわりすぎると、そこから先の面白い領域(さくさく解ける)には進めないということ。

 

だから自然と、それを人生にも応用してみようと考えるようになりました。

人生の早い段階で「普遍的な仕組み」を知ってしまえば、そこから先はすいすい生きていけるに違いない。

 

 

仕組みに辿りつくまでにやったこと

 

「普遍的な仕組み」って、本屋さんに行けば「これが絶対的な法則だ!!!」と銘打つものがくらくらするほど存在しますよね。本屋さんに止まらず、最近はネットにもうじゃうじゃしています。

それらを片っ端から攻めるなんて効率悪いこと、私は面倒臭くてできませんでした(^ω^;)

 

じゃあどんな方策をとったかといえば、自分に焦点を絞って、とことん研究すること。

人生を進んでいく主体は、自分に他ならないのだから。

 

20代前半はあらゆる場所に出向いて、老若男女いろんな人と出会って、そこで起こる化学反応(築かれる人間関係、自分の内面の変化、交わしあう言葉など)をとにかく観察しました。

なんとなくのパターンを掴んだら、あとはそれに合致する先人の知恵を見つけ出し、ためしに取り入れて様子を見る、の繰り返し。

 

そうこうしているうちに、やっと「これだ!」というものに巡りあえたのが、20代中盤になってからのこと。

一度分かってしまえば、世に溢れている情報の、なんと無駄が多いことか!出発地を「自分」にしてよかったなと、しみじみします。

 

ようやく自分に則した「仕組み」を見つけ、これからさくさく解く段階に進んでゆくぞー!とわくわくしているのが今の私です( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

人生のヒントは「好きだった科目」にあった

 

やや長くなりましたが、私が好きだった「数学」にまつわるストーリーは以上です。

 「大学に合格したらハイ終了」かと思っていた数学との関係。まさか人生と向き合う態度にまで影響していたとは、振り返ってみた自分でも驚きます…!

 

自分好みな「生活」を送る手段は、学生時代に仲良くなった科目と繋がっている。

これもひとつのパターンなのかもしれません( ´ ▽ ` )ノ

 

私の場合は数学でしたが、社会(日本史)で人生を切り拓かれている方もいらっしゃいます。「博多の歴女」で有名な、白駒妃登美さん。

 

 

 

 

学生時代、あなたが好きで得意だった科目はなんですか?

 

そのときの感覚は今、どのような場面で生き続けていますか?

 

 

人生を面白く進むヒントが欲しいな、という方はぜひ考えてみてください。

 

 

 

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます(*^^*)